平成 24 年度
いわき市環境基本計画
(第二次)年次報告書
平成 25 年 10 月
いわき市
参考資料1
1
「いわき市環境基本計画(第二次)(以下、「計画」という)」では、めざしていく環境都 市像「人と自然が共生するまち 循環都市いわき」の実現に向け、「低炭素社会づくり」「循 環型社会づくり」「自然共生社会づくり」の3つの基本目標を掲げるとともに、「環境優先」
「環境管理」の2つの考え方をあらゆる施策展開の基本に据え、総合的な施策展開を図る こととし、計画の進捗状況を把握するため、39 の「環境指標」において数値目標を設定し ています。(平成23年2月策定 計画期間:平成23年度~平成32年度)
この「年次報告書」は、「いわき市環境基本条例」第9条に基づき、数値目標の進捗状況 などについて取りまとめたものです。
この結果をもとに、「いわき市環境審議会」や庁内組織である「いわき市環境調整会議」 の2つの組織を軸に、PDCA サイクルによる進行管理を行い、環境政策の継続的な改善と総 合的調整を図っています。
気候変動とエネルギー・資源
気候変動と生態系 生態系と環境負荷
低炭素社会
温室効果ガス 排出量の大幅削減
循環型社会
3Rを通じた 資源循環
自然共生社会
自然の恵みの享受と継承
人と自然が共生するまち
循環都市いわき
推 進 の 仕 組 み
環境優先 環境管理
協働 支援 率先
環境
審議会
環境指標
環境
調整会議
計画の
見直し
2
いわき市環境基本計画(第二次)の施策体系
1 低炭素社会づくり
地球温暖化によって、異常気象の頻発、気候システムの急激な転換といった影響を起 こすのみならず、生態系への影響に加え、水不足、農業への打撃、感染症の増加、災害 の激化など私たちの経済・社会活動に様々な悪影響が複合的に生じる可能性が指摘され ています。世界的には、既にそれらの悪影響が生じている地域もあり、今後の気温上昇 に従って、より深刻な悪影響が拡大していくことが予測されています。
この地球温暖化の危機に対応するため、化石燃料の使用抑制などの発生源対策や、緑 地保全・森林整備などの吸収源対策の取組みにより、これまでより温室効果ガス の排出 が少ない「低炭素社会」を目指します。
2 循環型社会づくり
大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動は、地球上の有限の資源を浪費し、 健全な物質循環を阻害する側面を有しており、天然資源の枯渇や価格高騰による資源制 約への懸念、天然資源収奪による環境破壊、有害廃棄物の不適正処理などによる環境汚 染などの問題を引き起こしています。
この資源の浪費による危機に対応するため、資源採取、生産、流通、消費、廃棄など の社会経済活動の全段階を通じて、廃棄物の発生抑制や循環資源の利用などの取組みに より、環境への負荷をできる限り少なくする「循環型社会」を目指します。
3 自然共生社会づくり
自然環境は、その中に息づく多様な生物が、様々な自然の状態に適応しながら、微妙 なバランスのもと、生態系の中でそれぞれ役割を担い相互に影響しあうことによって、 長い年月をかけて形成されてきたものです。
私たち人間のみならずあらゆる生物は、生物の多様性が保たれた豊かな自然環境から、 食料や水の供給、安定した気候、美しい景観など、様々な恩恵を受けて生きています。
しかし、生物の生息・生育環境が人間活動による土地改変や環境汚染などにより大き く損なわれ、種の絶滅のおそれ、里地里山における人間の働きかけの後退による生態系 の劣化、外来生物による在来の生態系のかく乱、美しい景観の損失などの問題が引き起 こされています。
この生態系の危機に対応するため、生物多様性が適切に保たれ、自然の循環に沿う形
3
であらゆる社会経済活動を自然に調和したものとし、また様々な自然とのふれあいの機 会を確保することにより、自然の恵みを将来にわたって享受できる「自然共生社会」を 目指します。
施 策 体 系 一 覧
大項目 中項目 小項目
第1節
1 省エネルギー対策の推進
省エネルギーの普及促進
低炭素社会づくり
省エネルギーの率先行動 2 新エネルギー利用の推進
新エネルギーの普及促進 新エネルギーの率先導入 3 環境負荷の少ない
都市空間の形成
エネルギー使用効率の良い都市及び交通の整備 緑地の保全・適切な森林整備の推進
廃棄物の発生抑制 第2節 1 発生抑制を主眼とした
3R(リデュース・リユー ス・リサイクル)の推進
リデュース(発生抑制)の推進
循環型社会づくり
リユース(再使用)の推進 リサイクル(再生利用)の推進 2 発生した廃棄物の
適正処理
一般廃棄物の適正処理 産業廃棄物の適正処理 3 まちの美化と
不法投棄の防止
まちの美化 不法投棄の防止 第3節
1 自然環境の保全
森林・農地・河川等の保全
自然共生社会づくり
緑地の保全・緑化の推進 景観・天然記念物等の保全
2 動植物の保護及び管理
希少野生動植物の保護 鳥獣害への対応
特定外来生物の移植・移入の回避 飼養動物の愛護及び管理
3 自然とのふれあいの推進
自然とふれあう場の維持管理及び活用 自然とふれあう機会の創出
4 大気、水等の保全
大気環境の保全 水環境の保全
土壌・地下水環境の保全 騒音・振動、悪臭の防止 化学物質対策の推進
4
平成 24 年度環境指標実績値の概要
39 の環境指標について平成 24 年度における目標の達成状況をとりまとめ
ましたので報告します。
[全体的な総括]
目標の達成状況の区分では、前年度より目標を達成している環境指標が増
えましたが、東日本大震災の影響による事業の遅れや、社会に及ぼした多大
な影響から目標達成が困難になりつつある指標もあります。
平成23年度実績
(前年度)
平成24年度実績
(今年度)
増減数
◎ 目標達成 10 12 2
○
実績値が目標値
に近づいている
19 18 ▲ 1
▲
実績値が基準値
から後退している
7 6 ▲ 1
△
実績値が基準値
と同じ
2 2 0
- その他 1 1 0
目標の達成状況区分
※ その他の1件は環境指標No.27海水浴場水質判定基準です。
これは、東日本大震災の影響により、開設を見送った海水浴場については、調 査を実施しなかったことから目標の達成状況については評価しなかったものです。
今年度実績値が前年度実績値から後退した環境指標数は 10 指標 (環境指標
No.2、3、4、12、13、15、16、17、22、37)あり、震災により事業量や実
居住者数が増加し、または廃棄物量が増加したことなどが主な要因となって
います。
5
[基本目標]
計画の基本目標である 「低炭素社会づくり」 、 「循環型社会づくり」 及び 「自
然共生社会づくり」 ごとの環境指標の達成状況では次の表のようになります。
基本目標 環境指標数
◎ 目標達成 している 指標数
○ 目標値に近 づいている
指標数
▲ 基準値から 後退してい る指標数
△ 実績値と基 準値が同じ
指標数
- その他
低炭素社会づくり 11 1 9 1 0 0
循環型社会づくり 6 1 1 4 0 0
自然共生社会づくり 22 10 8 1 2 1
低炭素社会づくり
この基本目標においては、 温室効果ガスの排出量に関する指標が4つあり、
震災により原子力発電所が稼動を停止し、火力発電所の発電量が増えたこと
から、電力の温室効果ガス排出係数が増加したことに伴い目標達成が困難に
なりつつあります。
その他、新エネルギーの導入等に関連する指標においては、原子力発電に
依存しない社会の実現に向けて市民等の気運が高まっていることなどもあり、
目標達成が見込まれます。
エネルギー政策に関しては、 自治体として改善できる範囲は限られますが、
省エネルギーや節電、新エネルギーの導入などに対し自ら率先的に行動する
ほか、市民・企業の活動を支援するなどして目標の実現に努めます。
循環型社会づくり
この基本目標においては、震災による影響から一般廃棄物(ごみ)の排出
量の増加やリサイクル率の低下などにより実績値が基準値より後退しました。
この他、まちの美化活動や不法投棄についても震災の影響を受けている状
況にありますが、震災からの復興の加速とともに全市的な循環型社会づくり
を進めるよう努めます。
自然共生社会づくり
この基本目標においては、法令等に基づく環境基準に関連する環境指標は
概ね目標を達成しています。しかし、震災の影響から、豊かないわきの自然
を十分に生かし保全していく施策等について停滞している状況にあり、また
施策等の担い手についても若い世代の減少と高齢化から維持が難しい現状に
あります。
今後も、あらゆる機会を捉えて、自然とのふれあいの場を創出するなどし
て、自然共生社会づくりに努めます。
6
環 境 指 標 一 覧 表
No 環境指標名
目標 区分
基準値
(H21)
実績値
(H23)
実績値
(H24)
目標値
(H32)
目標 達成 状況
1 市内全体からの温室効 果ガス排出量
減少
3,529.1
千t-CO2
3,573.0
千t-CO2
3,499.7
千t-CO2
2,542.2
千t-CO2
○ 2 市役所等からの温室効
果ガス排出量
減少
114.0
千t-CO2
101.6
千t-CO2
111.6
千t-CO2
92.9
千t-CO2
○ 3 家庭から排出される市民一人
当たりの温室効果ガス排出量
減少
1.59
t-CO2
1.53
t-CO2
1.68
t-CO2
0.84
t-CO2
▲ 4 自家用車利用に伴う温
室効果ガス排出量
減少
480.92
千t-CO2
441.93
千t-CO2
442.19
千t-CO2
366.70
千t-CO2
○ 5 ISO14001・エコアクショ
ン21認証取得事業所数
増加 66 件 72 件 72 件 200 件 ○
6 化石エネルギー消費削 減量(原油換算時)
増加 1,901 kℓ 18,877 kℓ 19,526 kℓ 21,655 kℓ ○ 7 太陽光発電導入量 増加 4,648 kW 6421.5 kW 8975.8 kW 18,070 kW ○ 8 木質バイオマス熱利用
導入量
増加 9,767 GJ 10,124 GJ 10,141 GJ 12,510 GJ ○ 9 新エネルギー率先導入
件数
増加 51 件 58 件 58 件
増加を 目指す
◎
10 一人当たりの都市公園 面積
増加 14.74 ㎡ 15.27 ㎡ 15.47 ㎡ 16.97 ㎡ ○ 11 造林事業実施面積 増加 13,105.97
ha
13,968.72 ha
14,245.05 ha
17,855.55 ha
○
12 ごみの排出量 減少
1,145 g/人・日
1,108
g/人・日
1,155
g/人・日
900 g/人・日
▲ 13 リサイクル率 向上 16.6% 18.9% 16.4% 24.0% ▲
14 産業廃棄物排出量 減少 3,429 千t 3,455 千t 3,368 千t 3,367 千t ○ 15 産業廃棄物減量化・
再生利用率
向上 93 % 95 % 94 % 94 % ◎
16 クリンピー応援隊参加 者数
増加 5,748 人 5,906 人 5,527 人 6,300 人 ▲ 17 不法投棄(通報)件数 減少 519 件 263 件 524 件 410 件 ▲
※No.1,3,4の実績値(H24)は平成23年度、 基準値(H21)は平成18年度
※No.14,15の実績値(H24)は平成23年度、 基準値(H21)は平成18年度、
目標値(H32)は平成31年度
第
1
節
低
炭
素
社
会
づ
く
り
1 省エネルギーの推進
2 新エネルギー利用の推進
3 環境負荷の少ない都市空間の形成
《目標達成状況の凡例》 ◎ 目標達成
○ 実績値が基準値を上回り、目標値に近づいている ▲ 実績値が基準値を下回り、基準値から後退している △ 実績値が基準値と同じ
- その他(評価できないもの)
1 発生抑制を主眼とした3Rの推進
第
2
節
循
環
型
社
会
づ
く
り
2 発生した廃棄物の適正処理
3 まちの美化と不法投棄の防止
7 No 環境指標名
目標 区分
基準値
(H21)
実績値
(H23)
実績値
(H24)
目標値
(H32)
目標 達成 状況
18 森林と人との共生林面 積
維持 13,092 ha 13,092 ha 13,092 ha 13,092 ha ◎ 19 水土保全林面積 維持 63,998 ha 63,998 ha 63,998 ha 63,998 ha ◎ 20 資源の循環利用林面積 維持 11,772 ha 11,772 ha 11,772 ha 11,772 ha ◎ 21 中産間地域等直接支払
交付対象面積
増加 1,133 ha 1,128 ha 1,187 ha 1,144 ha ◎ 22 エコファーマー認定者
数
増加 623 人 587 人 573 人 1,100 人 ▲ 23 緑地協定面積 増加 197.28 ha 197.28 ha 197.28 ha 239.76 ha △ 24 保存樹林面積 増加 5.41 ha 6.04 ha 6.04 ha 6.00 ha ◎
25 野生動植物等調査種類 数
増加 0 種 0 種 0 種 50 種 △ 26 有害鳥獣捕獲頭数 増加 167 頭 660 頭 1,593 頭 2,420 頭 ○
27 海水浴場水質判定基準 向上 8/9 - 1/1 9/9 - 28 環境アドバイザー派遣
事業の受講者数
増加 2,086 人 3,996 人 5,012 人 20,000 人 ○ 29 こどもエコクラブ会員
数
増加 310 人 644 人 670 人 3,800 人 ○ 30 森林ボランティア活動
等参加者数
増加 6,440 人 7,344 人 7,833 人 16,340 人 ○ 31 自然体験イベントの開
催数
増加 5 回 2 回 8 回 10 回 ○
32 大気環境基準達成率 向上 78.9% 87.0% 89.9% 100.0% ○ 33 地下水環境基準達成率 向上 100.0% 88.9% 100.0% 100.0% ◎ 34 水質(河川)環境基準
達成率
向上 100.0% 90.0% 100.0% 100.0% ◎ 35 水質(海域)環境基準
達成率
向上 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% ◎ 36 騒音(一般)環境基準
達成率
向上 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% ◎ 37 騒音(交通)環境基準
達成率
向上 93.9% 97.5% 95.1% 100.0% ○ 38 ダイオキシン類環境基
準達成率
向上 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% ◎ 39 汚水処理人口普及率 向上 70.6% 73.9% 76.4% 94.0% ○
第
3
節
自
然
共
生
社
会
づ
く
り
1 自然環境の保全
2 動植物の保護及び管理
3 自然とのふれあいの推進
4 大気・水等の保全
8
資 料 の 見 方
基準値 目標値 数値の単位
平成18年度 平成32年度
千t-CO2
基準年度比較 前年度比較
平成21 - - -
平成22 3,573.0 43.9 -
(担当課:環境企画課)
〔指標1〕
-29.4 -73.3
民生部門等における温室効果ガス排 出量の削減が低調であるなど、目標達 成が困難になりつつある。
○:目標値に近づいている 市内全体からの温室効果ガス排出量
実 績 値 評 価 2,542.2
目標達成の状況
平成23 3,499.7 3,529.1
実 績 値 年 度
目標区分 減少
(担当課:環境企画課)
指 標 の 内 容
○
現状(平成 23年度)
○
今 後 の 取 組 み
○
〔地球温暖化対策地方公共団体実行計画〕
「地球温暖化対策の推進に関する法律」第20条の3の規定に基づき、自 治体の事務・事業により排出される温室効果ガスの削減計画の策定が義務 付けられています。
・
・
数値の単位です。
直近の実績値です。
目標達成の状況を記載しています。
◎:目標値を達成している
直近の実績値が目標を達成している場合。
○:目標値に近づいている
直近の実績値が基準値と目標値の間にある場合。
▲:基準値から後退している
直近の実績値が基準値より悪化、下回っている 場合。
△:基準値から変化なし
直近の実績値が基準値と同じ場合(実績値が目 標値と同じ場合を除く)。
-:その他
評価できない場合。
実 績 と 現 状 に 対 し て 評 価 を コ メ ン ト 形 式 で 記 載しています。
指 標 値 の 算 出 方 法 な ど に つ い て の 概 要 を 記載しています。
現状として、実績値に つ い て の 説 明 を 記 載 しています。
今後の取組みとして、 今 年 度 の 取 組 み や 今 後 の 事 業 進 行 の 考 え 方 に つ い て 記 載 し て います。
本文の中で説明された語句 や社会的な動き、市の事業 などを指標と関連する参考 内容をトピックス形式で記 載しています。
指標項目です。実績値等が、累計値の場合は、項目名の後ろにその旨 を記載しています。記載がない場合、原則として単年度の実績値の表 示です。
9
基準値 目標値 数値の単位
平成18年度 平成32年度
千t-CO2
基準年度比較 前年度比較
平成21 - - -
平成22 3,573.0 43.9 -
(担当課:環境企画課) 3,499.7
3,529.1
実 績 値 年 度
目標区分 減少
〔指標1〕
-29.4 -73.3
民生部門等における温室効果ガス排 出量の削減が低調であるなど、目標達 成が困難になりつつある。
○:目標値に近づいている
市内全体からの温室効果ガス排出量
実 績 値 評 価 2,542.2
目標達成の状況
平成23
指 標 の 内 容
○ 市内全体から排出される温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフル オロカーボン、パーフルオロカーボン、及び六フッ化硫黄)の排出量です。
○ 「地球温暖化対策地方公共団体実行計画(区域施策編)策定マニュアル(第1版)」(環境省。 平成21年6月)を踏まえ、都道府県別エネルギー消費統計(経済産業省資源エネルギー庁が毎 年作成)などから算定しています。
○ 算定に必要な各種統計資料等を揃える関係上、直近の実績値は平成23年度になります。
現状(平成 23 年度)
○ 平成23年度の排出量は、基準年度と比較して29.4千t-CO2の減少となりました。
○ 減少した主な要因として、平成23年度は東日本大震災による影響から事業活動が減少したこ となどが挙げられます。
○ 特に、エネルギー転換部門(火力発電所等)、廃棄物部門(ごみ焼却)において各施設が一時 稼動停止したことなどにより、温室効果ガス排出量が減少したという特殊要因もあります。
○ むしろ、民生部門等においては、微増するなどしており、目標達成に向けては、今後とも温 室効果ガス排出量削減に向けた更なる取組みが必要です。
今 後 の 取 組 み
○ 市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)に定めた温室効果ガスの削減目標は、「2020 年度
(平成32年度)における温室効果ガス排出量を、国の中期削減目標と同程度削減」するとして います。
○ しかし、国の「当面の地球温暖化対策に関する方針」(平成25年3月。地球温暖化対策推進 本部)において、「2020年までの削減目標については、本年11月の国連気候変動枠組条約第19 回締約国会議(COP19)までに、25%削減目標をゼロベースで見直す」こととされました。
○ 本市としては、地球温暖化対策を切れ目なく推進するとともに、引き続き市民、事業者の皆 様などに対して、再生可能エネルギーの導入や、節電・省エネ等を積極的に呼びかけ、更なる 温室効果ガス排出量の削減を図ります。
10
〔地球温暖化対策地方公共団体実行計画〕
「地球温暖化対策の推進に関する法律」第20条の3の規定に基づき、自治体の事務・事業によ り排出される温室効果ガスの削減計画の策定が義務付けられています。
また、都道府県、政令市、中核市、特例市においては、区域内における温室効果ガス排出抑制 の施策として、新エネルギーの活用促進、省エネルギーの推進、公共交通の利用促進、緑地保全、 緑化推進、廃棄物削減に関する施策についても定めることが義務付けられています。
本市においては、自らが一事業者・一消費者として率先した環境配慮に取り組むため、平成10 年4月に「市循環型オフィスづくり行動計画」を策定し逐次改定を重ねてきており、平成23年9 月に策定した「第4次市循環型オフィスづくり行動計画」を法律に基づく「地球温暖化対策地方 公共団体実行計画(事務事業編)」に位置づけました。
さらに、平成24年3月には行政のほか、市民・事業者の皆様の行動指針となる「地球温暖化対 策実行計画(区域施策編)」を策定するなどオールいわき体制で「低炭素社会づくり」の実現を 目指しています。
11
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
千t-CO2
基準年度比較 前年度比較 平成22 111.6 -2.4 -2.4 平成23 101.6 -12.4 -10.0
(担当課:環境企画課)
〔指標2〕
-2.4 10.0
電力の温室効果ガス排出係数が高い ことなどの要因で、目標達成のため更 なる省エネ・節電など削減努力を要す る。
○:目標値に近づいている
市役所等からの温室効果ガス排出量
実 績 値 評 価 92.9
目標達成の状況
平成24 111.6 114.0
実 績 値 年 度
目標区分 減少
指 標 の 内 容
○ 市の事業活動(指定管理者制度を導入している施設を含む)に伴い排出される温室効果ガス の排出量です。
実績値は「市第4次循環型オフィスづくり行動計画」の年次報告に基づくものです。
現状(平成 24年度)
○ 節電など省エネルギーへの取組みにより、温室効果ガスの排出量は基準年に比べて2.4千t -CO2の削減となりました。
○ しかし、電力の温室効果ガス排出係数が高くなったことや、震災復旧・復興事業による事務 量の増加などから前年度比では増加しました。
今 後 の 取 組 み
○ 平成25年度は、復興事業元年と位置づけており、平成27年度までの復興期に向けて、各種 復興関連事業・業務について、これまで以上に加速させる必要がありますが、併せて、ハード、 ソフトの両面から一層の省エネ、節電の推進に市役所としても更に意を用いてまいります。
12
〔中核市グリーンニューディール基金事業(事業期間:平成21~24年度)〕
低炭素社会の実現のため、国(環境省)が中核市に対し交付する「地域環境保全対策費補助金」 を原資とした基金を造成し、基金積立額及び運用益を事業費に充当するものです。(当初の事業期 間は平成23年度まででしたが、東日本大震災の影響により、被災地においては平成24年度まで の延長が認められました。)
本市においても、当該基金を活用し、平成24年度は次のとおり公共施設の省エネルギー化を推 進しました。
施設名 事業内容 事業費(概算)
省エネ効果
(電力削減量)
いわき市本庁舎
LED照明 185基導入
Hf蛍光灯 553基導入 23,993千円 4.4t-CO2/年
いわき市消防庁舎
LED照明 37基導入 Hf蛍光灯 90基導入 高効率給湯設備導入
10,689千円 9.5t-CO2/年
いわき市環境 監視センター
Hf蛍光灯 72基導入 高効率型空調設備導入
20,168千円 2.1t-CO2/年
いわきマリンタワー
LED照明 158基導入 Hf蛍光灯 97基導入 高効率型空調設備導入
16,068千円 0.4t-CO2/年
※温室効果ガス削減量は平成24年度における効果の推計。
〔第4次市循環型オフィスづくり行動計画」
【地球温暖化対策地方公共団体実行計画(事務事業編)】〕
行政活動に伴う環境負荷を可能な限り低減することを目標に、第4次視循環型オフィスづくり 行動計画では、各種事業への取り組み方針を示しています。
具体的な取り組みとしては、
・省エネ型機器の導入、LED照明等の省電力照明の採用
・低公害車の導入
・始業前・昼休みの消灯
・定時退庁促進日の励行
・さわやか軽装デー、ウォームビズの実施
・使用済みコピー用紙などのリサイクル
など、太陽光発電システムの設置や省電力照明の設置のほかにも、ソフト面での取り組みを継続 して実施しているところです。
13
基準値 目標値 数値の単位
平成18年度 平成32年度
t-CO2
基準年度比較 前年度比較 平成21 1.55 -0.04 - 平成22 1.53 -0.06 -0.02
(担当課:環境企画課)
〔指標3〕
0.09 0.15
電力の温室効果ガス排出係数と居住 実人口の増加により、温室効果ガスの 排出量が増加し、目標達成が困難に なっている。
▲:基準値から後退している
家庭から排出される市民一人あたりの温室効果ガス排出量
実 績 値 評 価 0.84
目標達成の状況
平成23 1.68 1.59
実 績 値 年 度
目標区分 減少
指 標 の 内 容
○ 家庭から排出される市民一人あたりの温室効果ガス排出量です。
家庭で使用される電力やガスの消費量などから算定される都道府県別エネルギー消費統計を 利用して温室効果ガス排出量を推計し、人口で除して算定しています。
算定に必要な各種統計資料等を揃える関係上、直近の実績値は平成23年度になります。
※ 平成23年度推計にあたり、家庭で使用される電力使用量の基本データについて前年度まで の推計方法から変更しました。
現状(平成 23年度)
○ 家庭から排出される市民一人あたりの温室効果ガス排出量は1.68千t-CO2で、基準年度に比 べ0.09千t-CO2増加しました。
○ 増加した要因として電力の温室効果ガス排出係数の増加や、実居住人口の増加などが挙げら れます。
今 後 の 取 組 み
○ 環境月間(6 月)、地球温暖化防止月間(12月)及び省エネ月間(2 月)等に、省エネや節 電を啓発するほか、さらにエコ診断の受診や、講演会等の啓発事業の推進を図ります。
○ 地球温暖化防止や省エネルギー対策に有効な緑のカーテンの取組みが拡大することを目標に、
「緑のカーテンコンクール」事業を新たに実施し、広く取組みを紹介するなど緑のカーテンの 普及に努め、節電・省エネルギーによる温室効果ガス排出量の削減を図ります。
14
〔環境月間〕
毎年6月には、環境月間の啓発活動として、県 や環境にやさしくらしかたをすすめる会をはじめ とした関係機関・団体等と連携し、市内の大型量 販店等において、アサガオやゴーヤの種(緑のカ ーテン用)、さらにはシャープペン、ポケットテ ィッシュ等の環境保全意識啓発用グッズを配布し ています。
平成25年度は市内の4箇所で街頭啓発を行いま した。今後も引き続き各種啓発活動を実施し、家 庭における省エネを推進します。
15
基準値 目標値 数値の単位
平成18年度 平成32年度
千t-CO2
基準年度比較 前年度比較 平成21 441.95 -38.97 - 平成22 441.93 -38.99 -0.02
(担当課:環境企画課) 442.19
480.92
実 績 値 年 度
目標区分 減少
〔指標4〕
-38.73 0.26
自家用車保有台数が増加しており、 実績値は横ばい状態となっており、目 標達成が困難になりつつある。
○:目標値に近づいている
自家用車利用に伴う温室効果ガス排出量
実 績 値 評 価 366.70
目標達成の状況
平成23
指 標 の 内 容
○ 自家用車の利用による温室効果ガスの排出量です。
環境省の「市区町村別自動車交通CO2排出量推計データ提供システム」を利用して算定してい ます。
○ 算定に必要な各種統計資料等を揃える関係上、直近の実績値は平成23年度になります。
現状(平成 23年度)
○ 基準年度に比べれば、自家用車保有台数自体は増加基調にありますが、環境指標の実績値は 減少基調にあります。
これは、軽自動車の保有台数が増加するとともに、自家用車保有台数に占める割合も高まっ ていることによるものです。
平成18 560.2 197,330 55,153 27.9% 142,177 72.1% 352,224 平成21 580.5 200,452 64,955 32.4% 135,497 67.6% 345,310 平成22 588.2 201,297 67,345 33.5% 133,952 66.5% 342,249 平成23 604.6 202,064 68,985 34.1% 133,079 65.9% 334,221
年度 (B) 人口
人口千人当たりの 自家用車保有台数
(A/B)
(A) 自家用車保有台数(①+②)
①軽自動車 保有台数
②乗用車 保有台数
※ 自家用車保有台数(各年3月31日現在)と人口(各年10月1日現在)は市統計書に基づ く。
今 後 の 取 組 み
○ 環境負荷の少ない自動車の普及や、エコドライブの推進を呼びかけ、更なる温室効果ガス排 出量の削減を図ります。
16
〔エコドライブ〕
地球温暖化対策の中で一番大きな課題なのがCO2の排出量の削減です。このCO2の排出量を減ら すには化石燃料の消費を減らす必要があります。我が国の運輸部門の CO2排出量は全体の18.6% ですが、その中でも自家用乗用車からの排出量が約半分を占めており、自家用車から排出される CO2を削減することが急務です。
ハイブリッドカーの普及をはじめとする関係各方面の技術開発の努力が進んでいることもあり、 その効果が出はじめてはいるものの、全保有台数の増加などもあり、運輸部門のうち自動車によ るCO2排出量は1990年に比べて、5.9%増加しています。
(出所:環境省「2011年度(平成23年度)の温室効果ガス排出量(確定値))
自動車単体のみの対策だけでなく、環境に配慮した自家用車使用の促進が求められて います。 具体的な取組みの方法としては、「緩やかな発進」、「加減速の少ない運転」、「早めのアクセルオ フ」、「カーエアコンの使用を控える」、「アイドリングストップ」、「適切な暖気運転」等が挙げら れています。
17
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
件
基準年度比較 前年度比較
平成22 70 4 4
平成23 72 6 2
(担当課:環境企画課)
〔指標5〕
6 0
基準年度からの増加件数が6件と少 なく、目標達成が困難になっている。
○:目標値に近づいている
ISO14001・エコアクション21認証取得事業所数
実 績 値 評 価 200
目標達成の状況
平成24 72 66
実 績 値 年 度
目標区分 増加
指 標 の 内 容
○ 環境に配慮した事業活動への取り組みとして、環境マネジメントシステムの国際規格である ISO14001及び環境省のガイドラインに基づいた簡易な環境マネジメントシステムであるエコア クション21の認証を取得している市内の事業所数です。
○ 件数は、公益財団法人日本適合性認定協会及びエコアクション21中央事務局のホームページ で公開されている市内事業所数です。
現状(平成 24年度)
○ 認証件数72件の内訳は次のとおりです。
ISO14001 62件(平成23年度62件、増減なし) エコアクション21 10件(平成23年度10件、増減なし)
今 後 の 取 組 み
○ 省エネ診断の活用推進や省エネアドバイザーの派遣を通じ、環境配慮型事業活動の促進に向 けた事業者の意識醸成に努めます。
〔省エネ診断・省エネアドバイザー〕
「一般財団法人省エネルギーセンター」が実施する「省エネ診断」(経済産業省補助事業「省エ ネルギー対策導入促進事業」)は、年間エネルギー使用量(原油換算)が、100㎘以上1,500㎘未 満の中小規模の工場やビル等を対象(中小企業の場合、1,500 ㎘以上も対象)に、①工場や事業 場における燃料や電気の使い方に関する事項、②より効率的な機器の導入、適切な運転方法見直 しに関する事項、③エネルギー合理化につながる適切な設備管理、保守点検に関する事項、④エ ネルギーロスに関する事項、⑤温度、湿度、照度等の適正化に関する事項を診断する事業です。
また、省エネ診断対象外となる100㎘未満の事業所に対しては、いわき市独自の「省エネアド バイザー事業」により、事業者等の申請に応じ、省エネアドバイザーを派遣し、省エネ診断と同 等の診断を行います。
平成24年度は、省エネ診断を6事業所、省エネ講演会を1回行いました。
18
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
kℓ/年
基準年度比較 前年度比較 平成22 18,556 16,655 16,655 平成23 18,877 16,976 321
(担当課:環境企画課) 19,526
1,901
実 績 値 年 度
目標区分 増加
〔指標6〕
17,625 649
再生可能エネルギーの導入量は増加 傾向にあり、目標達成が見込まれる。
○:目標値に近づいている
化石エネルギー消費削減量(原油換算時)
実 績 値 評 価 21,655
目標達成の状況
平成24
指 標 の 内 容
○ 再生可能エネルギー導入による年間の化石エネルギー消費削減量(原油換算時)です。 市公共施設や、補助事業により民間へ導入された太陽光発電、太陽熱利用、風力発電、木質 ペレット等による再生可能エネルギー導入量に原油換算係数を乗じて算定しています。
※ 民間事業者等が公的補助を利用せずに導入した実績は含まれていません。
現状(平成 24年度)
○ 平成24年度の公共施設への導入については、県の補助事業を活用した再生可能エネルギー導 入等による防災拠点支援事業において体育館等への設置に向けた実施設計を行いました。
○ 平成24年度の太陽光発電システム、太陽熱高度利用システム及び木質ペレットストーブの導 入支援に係る市補助事業による実績は次のとおりです。
平成24年度 再生可能エネルギー導入(利用)実績 太陽光発電システム 2554.3kW
住宅用 2431.5kW (補助事業518世帯:平均4.69kW) 事業所等用(新規) 122.8kW (補助事業11事業所:平均11.16kW) 太陽熱高度利用システム 2台 (補助事業2台)
木質ペレットストーブ 1台 (補助事業1台)
○ なお、平成22年度に実績が大幅に上昇しましたが主な要因は、川前町小白井地区の民間事業 者による風力発電が、平成22年12月に稼動開始したことによるものです。
今 後 の 取 組 み
○ 補助制度等の導入支援を継続させるとともに、国等の各種補助制度や導入事例についての情 報提供を行いながら、市民・事業者における再生可能エネルギーの更なる導入を推進していき ます。
19
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度 kW
基準年度比較 前年度比較 平成22 5,618.1 970.1 970.1 平成23 6,421.5 1,773.5 803.4
(担当課:環境企画課) 8,975.8
4,648
実 績 値 年 度
目標区分 増加
〔指標7〕
4,327.8 2,554.3
固定価格買取制度や補助制度などを 背景に太陽光発電システムの導入量が 増加傾向にあり、目標達成が見込まれ る。
○:目標値に近づいている
太陽光発電導入量
実 績 値 評 価 18,070
目標達成の状況
平成24
指 標 の 内 容
○ 市内の住宅、事業所・店舗及び市有施設における太陽光発電システム導入量(最大公称出力) 累計値です。
○ 住宅、事業所・店舗等への導入量は、「いわき市環境負荷軽減型住宅整備費補助事業」による 導入実績のみを算入しています。
現状(平成 24年度)
○ 本市では、平成13年度から継続して住宅用太陽光発電システムの導入を支援し、平成24年 度からは事業所用太陽光発電システムの導入を支援しており、平成24年度末の導入累計実績は、 累計8,200.1kW(住宅用8,077.3kW、事業所等用122.8kW)となります。
市有施設における太陽光発電システムの平成24年度末の導入実績は、累計775.7kWです。 市内の住宅、事業所・店舗及び市有施設における導入量の合計は8,975.8kWとなります。
○ 平成24年度 いわき市環境負荷軽減型住宅整備費補助事業実績(太陽光発電システム) 太 陽 光 発 電 シ ス テ ム
導入量
2554.3kW(518世帯:合計2431.5kW、平均4.69kW)
(11事業所・店舗:合計122.8kW、平均11.16kW)
補助単価
・住宅用20千円/kW(4kWを超える分は対象外)
・事業所・店舗用100千円/kW(10kWを超える分は対象外)
【参考】
余剰電力の買取価格
平成24年度:42円/kW(契約時の単価が10年間継続)
※10kW未満のシステムの場合
○ 国では、地球温暖化対策推進の観点から、平成21年1月に補助制度を再開しています。 年度 補助対象経費(1kWあたり) 補助単価
平成24
47.5万円を超え55万円以下 30千円/kW 3.5万円を超え47.5万円以下 35千円/kW
平成25
41万円を超え50万円以下 15千円/kW 2万円を超え41万円以下 20千円/kW
※補助対象は10kW未満。
20
○ 県では、平成24年度より住宅用太陽光発電システム設置補助制度を開始しています。 年度 補助金 補助対象経費(1kWあたり) 摘要
平成24 50千円/kW 3.5万円を超え55万円以下 補助対象は10kW未満 平成25 35千円/kW 41万円を超え50万円以下 補助上限は4kWまで
○ 市においては、太陽光発電を含む新エネルギーの普及促進を図るため、出前講座の開催、小 学生用パンフレットの作成・配布等の普及啓発を行いました。
今 後 の 取 組 み
○ 市では、平成25年度環境負荷軽減型住宅整備費補助事業において、固定価格買取制度の導入 や再生可能エネルギーの全国的な普及に伴い整備費用が低減傾向にあることなどを踏まえて、 補助額・件数の見直しを図り、より一層の導入を推進しています。
平成25年度 いわき市環境負荷軽減型住宅整備費補助事業
種類 補助金額 補助件数
住宅用 10千円/kW(4kWを超える分は対象外) 1,545件相当分 事業所用 30千円/kW(10kWを超える分は対象外) 33件相当分
○ 国においては、再生可能エネルギーによる電気を電気事業者が一定の価格で買い取ることを 義務付ける「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(平成24年7月施行)」の実施等、低炭素 社会づくりの構築に向けた政策を打ち出しています。
○ 今後、固定価格買取制度の実施と太陽光発電システムの価格の低減と、国・県の補助制度の 見直しなども想定されるため、これらの動向に注視しながら、地球温暖化防止及び化石エネル ギーの代替となり、また本市の日照時間が長いという地域特性を有効活用する観点から太陽光 エネルギーを中心とした再生可能エネルギーの更なる普及促進を図ってまいります。
〔再生可能エネルギーの固定価格買取制度の主な買取価格〕
調達区分 平成24年7月から 平成25年度から 太陽光
10kW以上 42.0円 37.8円 10kW未満(余剰買取) 42.0円 38.0円 風力
20kW以上 23.1円 23.1円 20kW未満 57.75円 57.75円
※買取価格は、経済産業大臣が毎年度、当該年度の開始前に定めることとされています。
21
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度 GJ
基準年度比較 前年度比較 平成22 10,022 255 255 平成23 10,124 357 102
(担当課:環境企画課/林務課) 10,141
9,767
実 績 値 年 度
目標区分 増加
〔指標8〕
374 17
導入量は低調にあることから、目標 達成が困難になりつつある。
○:目標値に近づいている
木質バイオマス熱利用導入量
実 績 値 評 価 12,150
目標達成の状況
平成24
指 標 の 内 容
○ 市内の住宅、市有施設における木質バイオマス熱利用の導入量です。
住宅への導入量は、「いわき市環境負荷軽減型住宅整備費補助事業」による木質ペレットスト ーブの導入実績のみを算入しています。
現状(平成 24年度)
○ 本市における木質バイオマス熱利用導入量は、平成24年度末で累計10,141GJとなります。
○ 市民への普及促進策として、平成19年度より住宅への木質ペレットストーブ導入に係る補助 事業を行っています。
平成24年度 いわき市環境負荷軽減型住宅整備費補助事業実績
木質ペレットストーブ導入量 1台(1台あたり17GJ導入として算定) 補助単価 50千円/台
○ 公共施設については、福島県の財源(森林環境交付金)を活用し、川前支所、田人おふくろ の宿、いわきの里鬼ヶ城などの公共施設に木質ペレットストーブを導入しています。
今 後 の 取 組 み
○ 低炭素社会づくりを目指すうえで、木質ペレットストーブの公共施設への導入や市民への普 及促進が主要な施策の一つに挙げられます。
22
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
件
基準年度比較 前年度比較
平成22 57 6 6
平成23 58 7 1
(担当課:環境企画課)
〔指標9〕
7 0
原子力発電に依存しない社会に向け て、今後とも更なる率先導入を図る。
◎:目標値を達成している
新エネルギー率先導入件数
実 績 値 評 価 増加を 目指す
目標達成の状況
平成24 58
51
実 績 値 年 度
目標区分 増加
指 標 の 内 容
○ 地球温暖化対策や化石エネルギーの代替として期待されている新エネルギー(太陽光発電や 風力発電、バイオマス熱利用など)の市有施設への導入件数です。
○ 市では、新エネルギーの普及促進を図るため、市有施設への率先導入を進めています。
現状(平成 24年度)
○ 平成24年度は、県の補助事業を活用した再生可能エネルギー導入等による防災拠点支援事業 において体育館等への設置に向けた実施設計を行いました。
防災拠点となる体育館や学校等に太陽光発電や蓄電池等を設置し、災害時の電力確保等をし ようとするものです。
今 後 の 取 組 み
○ 市復興ビジョンの理念に掲げる「原子力発電に依存しない社会」の早期実現を目指すうえで、 市民・事業者の皆様に対し、その積極的な姿勢を示すこととなる市率先導入の更なる促進は必 要です。
このため、あらゆる可能性を模索するとともに、具現化に向けた諸条件が整ったところから 順次導入してまいります。
○ 市復興事業計画(第二次)において、県の補助事業を活用した「公共施設への再生可能エネ ルギー導入による防災拠点の強化」が位置づけられており、平成27年度までに体育館、公民館 等13施設に太陽光発電、小型風力等発電、蓄電池等を設置する見込みです。
23
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
㎡
基準年度比較 前年度比較 平成22 14.83 0.09 0.09 平成23 15.27 0.53 0.44
(担当課:公園緑地課)
〔指標10〕
0.73 0.20
現状は、既存公園の整備等に重点を おいているため、面積の増加が少ない が、今後、公園の整備計画等による増 加が見込まれる。
○:目標値に近づいている
一人当たりの都市公園面積
実 績 値 評 価 16.97
目標達成の状況
平成24 15.47 14.74
実 績 値 年 度
目標区分 増加
指 標 の 内 容
○ 本市における都市公園面積を都市計画区域人口(各年4月1日)で除したものです。
○ 都市公園は、安全で豊かな都市環境を形成し、人々に安らぎと潤いを与えるものであること から、都市空間の緑化度合いの指標としています。
現状(平成 24年度)
○ 平成24年度における都市公園の新規整備は、ありません。
○ 豊間地区津波防災公園の整備計画など津波被災地区の市街地整備が計画されて平成 27 年度 頃までに整備される予定となっています。
○ 都市公園面積は、基準年度(平成21年度)で468.87ha、平成24年度は 471.96haとなり、 面積に大きな増加はありませんが、都市計画区域人口は基準年度(平成21年度)で 31.8万人 だったものが平成24年度は 30.5万人となり、人口減少が主な要因となって、一人当たりの都 市公園面積は増加しました。
今 後 の 取 組 み
○ 社会の少子・高齢化などに伴う、地域住民や公園利用者の公園施設に対するニーズの多様化 に対応した整備に努めます。公園整備に際しては、地域住民や公園利用者からの意見を聴取す るなど、市民との協働を図ります。
○ 都市環境の保全及び自然との共生といった都市公園の機能に配慮した、適正配置に努めると 共に、安全・安心なまちづくりのため、防災機能を有する都市公園の整備や、老朽化した既存 公園施設の改築・更新に努めます。
24
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
ha
基準年度比較 前年度比較 平成22 13,590.51 484.54 484.54 平成23 13,968.72 862.75 378.21
(担当課:林務課)
〔指標11〕
1,139.08 276.33
放射性物質による森林の汚染の不安 から森林整備が停滞している。
○:目標値に近づいている
造林事業実施面積(平成7年度からの累計値)
実 績 値 評 価 17,855.55
目標達成の状況
平成24 14,245.05 13,105.97
実 績 値 年 度
目標区分 増加
指 標 の 内 容
○ 「市森林整備補助金(平成22年度までは造林補助金)」を交付した面積です。
造林事業は、森林資源を造成し、国土の保全、水源の涵養、自然環境の保全、林産物の供給 等の多面的機能の維持・発揮を図ることを目的に実施しており、植林、下刈り、除伐、間伐等 の森林整備を実施し、県森林整備(造林)補助金の交付を受けた者に対し、併せて市補助金を 交付するものです。
現状(平成 24年度)
○ 平成24度の造林事業実施面積は276.33ha、その内訳は次のとおりです。
・人工造林 25.00ha ・除伐 18.88ha
・樹下植栽等 8.51ha ・枝打ち 8.50ha
・下刈り 193.13ha ・間伐 22.31ha
今 後 の 取 組 み
○ 森林の有する多面的機能を維持・発揮させるため、これまで同様に県補助金に併せて市補助 金を交付し、森林の適正な整備及び保全の促進に努めます。
〔森林環境学習事業〕
児童生徒が森林環境に関わるさまざまな体験活動を通して、豊かな自然の価値について認識を 深めるとともに、自然環境を大切にする心と環境保全へ働きかけようとする実践的な能力・態度 を育成することを目的として、「森林環境学習推進事業」に取り組んでいます。
事業実施校においては、森林の環境調査や間伐体験等、地域の特色を生かしたさまざまな体験 活動を通して、児童生徒の森林環境や地域産業に関する理解が深まり、環境保全に向けた実践意 欲の高揚につながっています。
※平成24年度実施校 9校(小学校:7校 中学校:2校)
25
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
g/人・日
基準年度比較 前年度比較 平成22 1,056 -89 -89 平成23 1,108 -37 52
(担当課:環境整備課) 1,155
1,145
実 績 値 年 度
目標区分 減少
〔指標12〕
10 47
ごみの減量化・再資源化の大きな課 題があり、具体的な解決策が必要。
▲:基準値から後退している
1人1日当りのごみ排出量
実 績 値 評 価 900
目標達成の状況
平成24
指 標 の 内 容
○ 年間のごみ総排出量を人口(10月1日現在)、年間日数で除したものです。
○ 廃棄物(燃やすごみは焼却・減容したもの)は、最終的に処分場に埋め立てられますが、新 たな処分場の設置は、処分場周辺に住む方の生活環境に変化をもたらし、多額の経費を必要と することから、既存の処分場を可能な限り延命することが求められます。そのため、ごみの発 生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイクル)のいわゆる3R を基調と したごみの減量対策を実施し、循環型社会の形成を目指すことが重要です。
現状(平成 24年度)
○ 本市における年間ごみ排出量は次のとおりです。
(単位:t)
基準年度比増減
②-① 年間ごみ排出量(合計) 144,227 132,138 135,536 139,209 △ 5,018
(事業系一般廃棄物) 48,498 39,003 34,245 38,067 △ 10,431
(家庭系一般廃棄物) 83,669 81,282 88,445 88,539 4,870
(古紙類) 12,060 11,853 12,846 12,603 543 H24
② 年度
H21
①
H22 H23
○ 平成18年度より順次実施してきた各種減量施策による抑制効果があるものの、年間ごみ排出 量(特に家庭系一般廃棄物)が増量している状況にあります。
各種減量施策
▼ 古紙類の搬入規制
▼ 事業系木くずの搬入規制
▼ ごみ処理手数料の見直し
▼ 家庭用生ごみ処理機等普及促進事業
▼ ごみ減量化推進事業(ごみの減量やリサイクルに対する市民・事業者への啓発活動等)
今 後 の 取 組 み
○ 今後も、事業系一般廃棄物、家庭系一般廃棄物ともに減量化・再資源化へ向けた様々な取組 みを推進します。特に、焼却ごみの減量については大きな課題となっていることから、焼却ご みの減量化・再資源化に向けた取組みを重点的に進めます。
26
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
%
基準年度比較 前年度比較 平成22 19.0 2.4 2.4 平成23 18.9 2.3 -0.1
(担当課:環境整備課) 16.4
16.6
実 績 値 年 度
目標区分 向上
〔指標13〕
-0.2 -2.5
一般廃棄物排出量の増加と焼却灰の 再資源化が困難なことから、実績は低 下した。
▲:基準値から後退している
ごみのリサイクル率
実 績 値 評 価 24.0
目標達成の状況
平成24
指 標 の 内 容
○ ごみの総排出量に対する再生利用(リサイクル)量の割合です。
○ ごみの再生利用により、埋立て処分量を削減し、埋立処分場の延命化が図られます。
○ 3Rの優先順位は、ごみの発生抑制(リデュース)、再使用(リユース)、再生利用(リサイ クル)とされており、リサイクル率の向上を目指すにあたり、そもそものごみの発生抑制に努 めるとともに、資源回収を向上させる必要があります。
現状(平成 24年度)
○ 平成 24 年度は、一般廃棄物のうち、16.4%(再生利用量合計 22,882t/年間ごみ排出量合 計139,209t)が再生利用されました。
○ 資源ごみや古紙類以外にも、平成19年度から、一般廃棄物ゼロ・エミッション推進事業によ り、清掃センターから排出される主灰(燃え殻)や飛灰(集塵装置に捕集される灰)の一部を 路盤材等にリサイクルすることなどにより、リサイクル率の向上を目指しています。
○ 東日本大震災の影響等から、主灰や飛灰の再資源化が困難となり、リサイクル率が低下して います。
(単位:t) 資源化量+古紙類回収量
①
再生利用量
②
リサイクル率(%)
②/①
主灰 10,356 396 3.8
飛灰 4,184 0 0.0
資源ごみ 11,787 9,883 83.9
古紙類 12,603 12,603 100.0
合計 38,930 22,882
今 後 の 取 組 み
○ 今後とも、パンフレットの配布やイベントの開催を通じて、リサイクル・分別意識の啓発に 努めるとともに、事業者に対しても、廃棄物の再資源化・減量に関する情報提供に努め、リサ イクル率の向上を図ります。
○ また、平成25年度以降も、一般廃棄物処理のゼロ・エミッション化を進め、主灰のリサイク ル拡大など、更なる再資源化技術の活用に取り組み、リサイクル率の向上を図ります。
27
基準値 目標値 数値の単位
平成20年度 平成31年度
千t
基準年度比較 前年度比較
平成21 3,481 52 52
平成22 3,455 26 -26
(担当課:廃棄物対策課) 3,368
3,429
実 績 値 年 度
目標区分 減少
〔指標14〕
-61 -87
産業廃棄物排出量が減少したこと は、震災による一時的なものでもあ り、今後の増加に対応する必要があ る。
○:目標値に近づいている
産業廃棄物排出量
実 績 値 評 価 3,367
目標達成の状況
平成23
指 標 の 内 容
○ 本市内の事業所から排出される産業廃棄物量です。
福島県が行っている「福島県産業廃棄物排出処理状況確認調査」(全県を対象)により把握し ています。
なお、当該調査に係る各年度の事業所等の個別データは、次年度の6月から8月にかけて収 集され、次々年度の6月頃に集計されるため、最新の数値は平成23年度になります。
現状(平成 23年度)
○ 基準年度(平成20年度)と比較し、若干減少しております。
今 後 の 取 組 み
○ 産業廃棄物を多量に排出する事業所(年間 1,000トン以上)については、廃棄物処理法に基 づき、廃棄物処理計画と当該計画に係る実施状況の報告が義務付けられていることから、報告 された計画等を精査し、事業所に対して、適切に指導してまいります。
○ なお、産業廃棄物は事業活動に伴い発生するもので、経済状況により排出量が変化します。 特に、今後数年間は、東日本大震災の復旧・復興事業により、例年以上に産業廃棄物が排出さ れることが予想されることから、上記の廃棄物処理計画と当該計画に係る実施状況の報告につ いて注視してまいります。
28
基準値 目標値 数値の単位
平成20年度 平成31年度
%
基準年度比較 前年度比較
平成21 93 0 0
平成22 95 2 2
(担当課:廃棄物対策課) 94
93
実 績 値 年 度
目標区分 向上
〔指標15〕
1 -1
目標を達成していますが、水準の維 持が必要です。
◎:目標値を達成している
産業廃棄物減量化・再生利用率
実 績 値 評 価 94
目標達成の状況
平成23
指 標 の 内 容
○ 本市内の事業所から排出された産業廃棄物の減量化・再生利用率です。
福島県が行っている「福島県産業廃棄物排出処理状況確認調査」(全県を対象)により把握し ています。
なお、当該調査に係る各年度の事業所等の個別データは、次年度の6月から8月にかけて収 集され、次々年度の6月頃に集計されるため、最新の数値は平成23年度になります。
現状(平成 23年度)
○ 基準年度(平成20年度)と比較し、ほぼ横ばいの状況です。
今 後 の 取 組 み
○ 今後とも、産業廃棄物の減量化・再利用率がこの水準で維持できるよう、排出事業者に対し て、適切に指導してまいります。
29
基準値 目標値 数値の単位
平成21年度 平成32年度
人
基準年度比較 前年度比較 平成22 5,871 123 123 平成23 5,906 158 35
(担当課:環境整備課) 5,527
5,748
実 績 値 年 度
目標区分 増加
〔指標16〕
-221 -379
被災による影響で活動を中止する団 体・個人等があり減少したことから、 今後の取組みの支援など強化が必要と なっている。
▲:基準値から後退している
クリンピー応援隊参加者数
実 績 値 評 価 6,300
目標達成の状況
平成24
指 標 の 内 容
○ クリンピー応援隊として登録している自主的な美化活動への年間参加者数です。
○ 市では、自主的な美化活動を促進するため、市民団体などが公共の場を対象に定期的に実施 する美化活動の登録制度(クリンピー応援隊)を設けており、参加者に対する清掃用具の提供 やボランティア保険への加入などを通じて、その活動を支援しています。
現状(平成 24年度)
○ 平成24年度における参加者数は、5,527人となっています。
○ 平成18年度に決定した「クリンピー応援隊」の愛称を活用しながら、「いわきのまちをきれ いにする市民総ぐるみ運動」全体会議などで制度の周知を図るとともに、各地区に広く登録を 呼びかけています。
○ 平成24年度クリンピー応援隊登録団体 131団体(新規5団体)
※基準年度(H21)における登録団体 115団体
今 後 の 取 組 み
○ 地域の環境美化を促進する意味でも、登録制度や登録団体の活動内容を広く市民に伝える必 要があります。「クリンピー応援隊」の愛称を十分活用しながら、関係団体などに呼びかけるな ど、様々な機会を捉えて登録制度や登録団体の活動内容を広く市民に周知し、普及に努めます。
※クリンピー応援隊活動風景